世界中の猫さん、猫好きのみなさんこんにちは
親猫おがたひろきです。
今回は猫が感じるストレス5選をお伝えします。
猫さんは自由気ままなので、
《ストレスとは無縁》と思っている方も多いと思いますが、
猫さん実はとっても繊細なんです。
猫のストレスに気が付かずにいると、
病気になってしまう事もあります。
そうならないために、
今回は猫さんのストレスの原因についてお話していきます。
適切ではない環境
適切ではない環境っというのは、
猫本来の本能を考えた時に
《〇〇できない》という状態を考えると解りやすいです。
・上下運動ができない
・爪とぎが出来ない
・排泄物が隠せない
・落ち着ける場所が無い
・刺激がなくつまらない
などが挙げられます。
上下運動というのは、
ジャンプしたり身を低くして狩りをするような行動です。
人間も同じで、運動が出来ないと血行が滞ったりするわけで、
体内構造に問題が起こりやすくなるのです。
狩猟本能があるので、爪とぎも欠かせません。
自身の体をかく時にも爪が必要だし、
とっさの動きにも爪は必須です。
カーテンや網戸に登る時にも、
がっつり刺さり体重を支えていたり….
排泄物が隠せないことは、
野生で生きるには敵に場所を教えてしまう事になるからです。
排泄した後に、
ぴゅーんっと走り去る猫さんを見たことがある方がいると思いますが、
まさにそれがこの事による行動です。
強いニオイがあるその場にずっといればいるほど、
天敵に襲われる可能性が高まる。からなのです。
落ち着ける場所が無いと、
やはり猫さんも辛いのです。
ここは猫さんの個性が出るかと思いますが、
一人が好きな子もいれば、かまってほしい子もいます。
家猫になって、撫(な)でられることを覚えて
快感を覚えた猫さんは、触ってほしいので
飼い主さんを頼る事が増えます。
野生の本能が強い若い猫さんは、
猫じゃらしなどで、獲物を追う気持ちを満たすための専属として
飼い主さんを利用することもあります。
飼い主さんの接し方
猫さんにとって、よく合う人(心を通わせている人)、
飼い主さんは大好きな人ではありますが、
大半の場合、
いつも一緒にベタベタしていたい訳ではありません
猫さんの気持ちを無視して、
執拗(しつよう)にかまいすぎたり、
お腹、手足、しっぽなどの触られたくない部分を触られることも、
猫にとってはストレスになります。
まれにあるのは、猫さんが飼い主さんの事を
心配するあまり、近くにいてくれることもあります。
前回話をした、
猫さんの表情もあわせてみてみてください。
お腹を触る場合も、触る場所で細かく気持ちの良さに違いがあります。
猫さんの、その時の気分もあります。
例えば、かゆい場所があったとして、
その時は気持ち良くなったとしても
もう次の時には、別にどうにも感じない。
そんなようなことです。
お腹、手足などを触った時に、
猫さんが痛さで嫌がるような感じを見せるかどうかも
判断基準です。その場合は獣医さんに相談ということもあります。
この話はのちのちします。
来客
来客は猫さんにとっては、
自分の安心できるテリトリーが侵(おか)されることになるため、
《人が好きな子》以外にはストレスになります。
見知らぬ人が苦手な猫さんは、
出来るだけ来客者と対面したくないため、
トイレや飲水も我慢してしまいます。
違う部屋で過ごしてもらうなど、工夫してあげてくださいね。
例えば、あなたのプライベートな個室があったとして、
突然誰かが入ってきて居座る。
たとえその人があなたに好意があろうとも、
恐ろしいし嫌ですよね…
その部屋からしかトイレも、
水道にたどり着く事が出来なくても、
その人物がいなくなるまで我慢するしかない。
どんなにこちらが猫さんを愛していても、
猫さんに逃げられているときは、
無理をしてはいけません
同居動物との相性
猫さんの場合、同居動物との相性もとても重要です。
猫同士だったとしても、タイミングが大事です。
子猫と大人の猫にもよく見られる差なのですが、
遊びたい子猫が大人の猫にちょっかいを出しても、
ゆっくりしていたい大人猫にとっては煩(わずら)わしいのです。
先住動物との相性によっては、
大怪我をさせ合うこともあり、
住む部屋を完全に別けなくてはいけないこともあります。
慣(な)れない事
猫さんにとって慣れない事
・病院に行く(イレギュラーな事)
・車に乗せられる
・爪切りをされる
・お風呂に入らされる
・キャリーに無理やり入れられる
・ペットホテルに預けられる
などが挙げられます。
おうちの猫さんの反応を見ながら、
徐々に覚えてもらいましょう
毎日の流れと違うことは、
警戒して気を使い疲れてしまいます。
慣れていないうちは
お風呂(水に浸かる、濡れる)ことも嫌です。
身動きを一方的に、
いきなり制御されるので
キャリーに入れられられることも嫌です。
環境により大きく違いがありますが、
特に、犬や猫や、
そのほかの動物と一緒にされる環境は、
集団パニックに巻き込まれる可能性があります。
誰かが不安に負けて騒いでしまうと、
ほかの子たちも不安が膨らんでしまう。
そのような状況です。
まとめ
・猫さんはとても繊細で、ストレスを感じやすい
・猫さんの本能を制限してしまう環境は控える。
・猫さんは安心できる自分のテリトリーが必要。
おうちの子や、地域の子、
緩やかにつながり合ってお過ごしくださいね