親猫おがたひろき

猫のはるちゃんしっぽタイバー

親猫おがたひろき

世界中の猫さん、猫好きのみなさんこんにちは

親猫おがたひろきです。

今回はネクタイをシャツに固定して留めるアイテム

《タイバー》の制作をしたお話です。

オリジナルで何か作ってもらいたいと思ったことがある方、

モノづくりに興味のある方へ届けます。

 

今回の主役:はるちゃん

とあるお家の猫、はるちゃんが今回の主役。 

いつもnike-neko(にけねこ)を見ていてくれているお客様の

だんな様が身に着けるタイバーのご依頼は、

《はるちゃんのしっぽ》というオーダーでした。

ご立派なしっぽです。

途中、関節に特徴がありますので、この子を大事に再現します。

ふともも🤤にやにや

仕事①:ニヤニヤの時間

お写真を頂いて、

まずはいろんな角度からのしっぽを確認。

儀式というか社徳というか、

親猫おがたひろきの個人的お楽しみ時間です。

はるちゃんのしっぽを見てニヤニヤから始まります🤤

 

ある程度世間には出せない顔をしたあとで作業開始。

仕事②:作り方確認

 

写真をもらった時点で実はもう

頭の中でおおよその出来上がりはあるのですが、

一応比率を紙に描いてみます。

ネクタイバーの金具の大きさと合わせてみて確認。

直ぐにwaxを削っていきます。

 

仕事③:waxというモノで原型製作

親猫おがたひろきの場合、

wax(ワックス)を削り原型製作をします。

このWaxという物は、

少し硬めのロウソクみたいなものです。

修正する場合は

熱を加えて盛り直したりして形を作ります。

納得いくまで手直しが出来る事が

親猫おがたひろきにとって、

とても合うのです。

 

あの日の猫を感じるように

今回は、ヤスリの丸い面でしっぽをなでる感覚で整えていきました。

これは実際に親猫おがたひろきが

いろんな場面で猫さんをなでる時の、

手や指の感覚を縮小させた《感覚》を落とし込んでいます。

 

これまでのお客さまは、親猫おがたひろきの

《感覚》という個性の部分を信じて託してくれるので、

心から有難くて感謝しています。

だから全力を超えた物をお届けしています。

 

写真の中のはるちゃんと比べて、

仕上がりサイズを想像して、

指で持った時の違和感がないか、

様々な角度で持ってみて確かめます。

再現しないと決めたこと

今回1つ再現しなかったことは、

毛が飛び出した部分です。

写真のしっぽの白っぽい毛の部分を見ていただくと、

全てが短毛ではなく、

ところどころピョンと毛の長い部分があります。

ここまでをリアルに再現してしまうと、

このあと鋳造して金属になった時には、

鋭くなり怪我をする可能性が高いトゲになってしまいます。

なので、毛並みを整えさせていただきました。

仕事④:鋳造

waxの原型が出来上がったら、

溶かした石膏(せっこう)の中にwaxを入れて、

石膏を固めます。

水分が抜けて乾くと、石膏は石のようになります。

その石膏を高温にしたの窯(かま)中に入れると、

石膏(せっこう)は無事ですが、

石膏の中に入れたwaxは溶けます。

すると、石膏の中に、

waxで作った形の空洞が出来ます。

仕事⑤:溶かした金属を流し込む

今回は、銀(silver925)にするので、

900度を超える高温で熱して液体状になった銀を、

空洞の出来た石膏に流し込みます。

隅々まで行き渡った銀は、

約一日をかけてゆっくり冷やしていきます。

仕事⑥:金属を取り出す

しっかり冷えたあとは、

石膏(せっこう)を砕いて、中の銀を取り出します。

仕事:⑦確認

銀などの金属にした後に、

特に立体作品の場合には

凹凸(おうとつ)が決め手になります。

制作時の目線

でも、waxの段階では、作り込みすぎる事が

金属にする際の失敗につながる事があるので、

やり過ぎないでおく先読みも必要になります。

わかりやすく言うと、

ものすっごく細いパーツまでwaxの段階で作ってしまうと、

ちゃんと金属が流れなかったり、

石膏(せっこう)に入れた時折れて、

予想できない形で金属になったります。

そうすると、はじめから全て作り直しの場合もあります。

信念

大事に大事に命を吹き込んだモノがダメになる悲しさは、

自分が生きた時間や、

相談や確認をして一緒に過ごしてくれたお客さんの人生を

削ってしまう事。

だから前もって考えて、あらゆる想定をして原型製作を終えます。

再現と、追加表現

上記のような想いを持ちつつ、

金属になった猫たちと向き合い、

鋳造時に気泡や穴が開いたりしていないか、

失敗が無いか確認して、

waxの時に作り込んだ部分を再現していきます。

仕事⑧:磨き上げ

まずは銀を流し込んだ部分を切って、

この流し口の残りをガリガリっと取り除きます。

その後はザラザラのヤスリで銀の肌を整えていきます。

石膏(せっこう)は、しっかり溶かしてもザラザラで、

少し調節しないと砂の様な凸凹が残ります。

注意するのは、

waxの時に作った曲線や、

毛の流れなどを削り過ぎてしまわないようにすることです。

仕事⑨再度、再現

今回の場合には、

ある程度はザラザラのヤスリで表面を整えて、

細くこまかい毛の流れは、

超細い先端の道具で再表現していきます。

金属の状態でこれをすれば、

しっかりと手で触りながら確認が出来ます。

waxの時にこれをすると、折れたり、

意図しない凹凸(おうとつ)が出来てしまうので、

やり過ぎなかったことです。

この凸凹には、あとで《いぶし》といって、

銀をわざと酸化させて黒くすることをするので、

どのくらい溝を残すかが決め手になります。

溝が浅すぎても、いぶしの残りが微妙に変わるんです。

今回は、猫さんのしっぽの毛になるし、

実際の猫さんより縮小したサイズですから、

その世界観の中で違和感が無いように想像します。

銀という素材を感じさせないような、

でもそこに猫さんの存在感や柔らかさを感じてもらえるような

在り方(ありかた)の勝負を親猫おがたひろきはしています。

仕事⑩:いぶし

強制的に、強力に銀を酸化させる劇薬(げきやく)を塗って、

縞(しま)模様、通称タビーを再現していきます。

液体だと大まかに塗れてしまうので、

それは良しとして、塗り重ねながら色の濃淡も作ります。

とはいっても、

酸化する色はものすごく濃くなることが無いので、

最大値からの逆算で色を作ります。

 

溝にいぶしを残しつつ、

グラデーションになる様に削ったりしつつ….

縞(シマ)模様については、

1度お客様に確認いただいた後、

再度縞を表現しなおしました。

一緒に過ごし、はるちゃんを見ているお客様の目線と追加写真を頂き再表現。

『まさにはるちゃんのしっぽです!』のご感想を頂き完成です。

コーティングにマットを数回吹き付けて、

旦那様が日々をホフク前進で過ごさない限りは柄がはがれないようにしました。

これから先、ネクタイを付ける時にははるちゃんと一緒です。

未来像

出先で猫好きさんに逢った時、

このタイバーを見にした猫好きさんが話しかけてくれることでしょう。

猫好き同士の素敵な会話が始まるでしょう。

そうして沢山笑い合って元気になる事でしょう。

沢山笑えば免疫力だってたくさん上がるでしょう。

 

親猫おがたひろきの想いと願い

猫好きさん元気➡猫さんへの愛深まる➡

幸せになった猫好きさんが見守ってくれて猫さん幸せ➡

その猫さん見て他の猫好きさんも元気➡幸せのループ拡大….

 

親猫おがたひろき

親猫おがたひろきが広めたいことはこれなんです。

親猫おがたひろき

今日もどこかで、

nike-neko(にけねこ)を通して笑い合う猫好きさんが

元気でいる事を願います。

受け取りのサインはスンスン

到着の連絡とお写真を頂き、

掲載の許可も頂いた受け取り写真をご覧ください

食べ物じゃなくてごめんよ

はるちゃん写真館

今回の主役はるちゃんを愛でていっておくんなまし

下半身は正面、胴は横向きの器用さ💖
見返り美猫💖
はい、可愛い💖
夢が詰まったおなか💖
縦じまが入った珍しいタビー💖
愛の目線でニャルソック💖
とろけます💖

オリジナルで作りたい人は、

親猫おがたひろき

ここまで読んで、
私も作りたいなぁ。

お願いしたいなと思ってくれた方へ

下記の販売サイトの中から、

注文が出来るカートがあります。

親猫おがたひろき

どのくらいの大きさ、

どんなアイテムを作りたいかによって、

選んでみてください。

グラム数の想像って付かないと思いますので、

不安な方は、

決済前にお問い合わせください。

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